小さな飲食店の利益設計
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第7話出張料理と、団体予約・貸し切り動画は準備中です

第7章 現場の話+データ

出張料理と、団体予約・貸し切り

出張料理も団体の貸し切りも、事前に全部仕込んでおけるので、利益を出しやすい形です。

この章のポイント

  • 何が出るか先に決まっていれば、全部仕込んでおける
  • 会社の宴会は、まだ2019年の水準に戻っていない
  • 大人数の予約は、前払いかデポジットを取ってから受ける
現場の話店をやってきた中で見てきたこと

出張料理は、計算しやすい

  • イベントなどに料理を出す出張料理では、何を作るか、何が注文されるかが事前に決まっている
  • ほぼできあがった状態で持っていき、温めて出すだけ。現場に行ってからすごくスムーズ
  • 仕込みの段階で全部作っておけるので、クオリティを上げられるし、慌てることもない
  • 場所代がかからない(車で持っていく必要はある)
  • それ以外はいいことばかり。すごく計算しやすい

団体予約・貸し切りは、どんどん受ける

  • 出張料理と同じような感覚で考えられる
  • コース料理のようにしておけば、何が注文されるかまで決まる。来る前に全部仕込んでおける
お会計団体予約
1人5,000円 × 20人
合計¥100,000
一気に入ってくる。人件費も2人で悠々と回せる。優秀な人なら1人でもできるくらい。
  • 団体予約も、通常の予約も、どんどん受け入れた方がいい
データで答え合わせ2025〜2026年の調査・統計
条件つき

出張料理・団体予約・貸し切りはどんどん受ける

全部仕込めるので運営が楽になる、という利点はそのとおりです。ただ「どんどん」には、3つの注意がいります。

1. 会社の宴会は戻りきっていない

  • 忘年会・新年会を開く企業は2025年度に57.2%。前年度の59.6%から下がり、2019年度の78.4%にはまだ遠い [1]
  • 職場・仕事関係の忘年会に参加予定の人は34.5%で、2019年の45.1%に届かない [2]
  • 会社の大宴会より、友人同士の少人数の集まりが好まれる傾向がある [1]

2. 団体の無断キャンセルは被害が大きい

  • 団体の無断・直前キャンセルは、平均10.5人・最大60人。被害額は平均約8万円、最大80万円(2026年4月、飲食店207店の調査) [3]

3. 大人数の料理は、食中毒の規模も大きい

  • 2025年に患者が500人を超えた食中毒2件は、どちらも仕出屋の弁当だった [4]
  • 営業許可は人ではなく施設に出る。お客さんの家で作る出張料理は、内容によって許可の要否が変わるので、保健所に確認する [5]

今のデータに合う言い方少人数の貸し切りは、どんどん受ける。会社の大宴会は、前払いかデポジットを取ってから受ける。出張料理は、保健所に許可の範囲を確認してから始める。

予約の受け方と無断キャンセルの対策は、第11章 予約と無断キャンセルで詳しくまとめています。